このページでは「ナンピンマーチンEA」とはどういうものなのか、基本原理を解説しています!
錬☆金太郎のEAは、原則「ナンピンマーチンEA」です。
色々な方法を考えてEA検証をしてきましたけど、結局「FX自動売買ではナンピンマーチンEAが1番扱いやすく利益も出しやすい」という結論に達していまして、現在はナンピンマーチンを基本にEAの開発に取り組んでいます。
と言うことで、このページでは「ナンピンマーチンEA」の基本原理を解説します。
ロジックの基本原理を知るということはFX自動売買を取り組む上でとても大切な事なので、ぜひ最後まで読んで頂ければと思います。
ナンピンとマーチンゲール
ナンピンマーチンとは、「ナンピン」と「マーチンゲール」という2つの取引方法を一体化させた複合取引方法です!
まずは、「ナンピン」と「マーチンゲール」それぞれ単体の取引方法について解説します。
ナンピンとは?
ナンピンとは、ポジション保有後にレートが予測と逆に動いた時に、ポジションを追加で保有して平均取得単価を下げる取引手法の事を言います。
平均取得単価を下げることで、相場が予想通りの動きに戻った際に、利益を大きくすることができます。
■平均取得単価の計算式
平均取得単価=取引をした価格÷合計Lot(ロット)数
例として、1ドル150円の時に買いポジションを1Lot保有したとします。
そして、1ドル140円まで下落したところで、さらに買いポジションを1Lot追加しました。
これを計算式に当てはめると「(150+140)÷2Lot=145」で、平均取得単価は145円となります。
つまり、最初に150円で買いポジションを保有していて140円でナンピン買いをしたことによって、平均145円で買いポジションを保有している状態となる訳ですね
そしてこの場合、145円以上に価格が上がれば、利益がプラス圏に入ります。
ナンピンをするメリット
ナンピンをするメリットは、具体的に下記の3点です。
①平均取得単価を下げられる
②損失を抑えられる可能性が高まる
③利益が大きくなる
①平均取得単価を下げられる
ここまで説明してきた通り、ナンピンをすると平均取得単価を下げれます。
平均の取得単価が下がれば「ここまで価格が戻れば損失がなくなる」というラインも下がります。
チャートなどのテクニカル分析などによって相場が反発することを予想できていれば、とても効果的な取引手法です。
②損失を抑えられる可能性が高まる
ナンピンすると平均取得単価が下がるので、損失を抑えられる可能性が高まります。
先程の平均取得単価の例から、ナンピンをしなければ最初のポジション1ドル150円に相場が戻るまでは含み損は解消されません。
しかし、ナンピンをすれば145円まで相場が戻った時点で含み損を解消できますから、プラス転換する水準が下がります。
相場が回復するのを待つ時間が短くなることも、メリットと言えますね。
③利益が大きくなる
ナンピンをすると平均取得単価が下がるうえ、当初よりも多くのポジションを持つことになります。
結果的に安く大くポジション保有をしますので、相場が目論見通り利益方向に動けば、大きな利益が狙えます!
マーチンゲールとは?
マーチンゲールは元々カジノで使われていた手法で「勝率50%以上のゲームにお金を賭けるときに、負けても次の勝負で倍額を賭け続ければいつかは勝てる」という理論です。
具体的には、負けた場合に、ロットを2倍、4倍、8倍・・・と倍々にしていき、最終的にどこかで勝てば利益が残るという戦略です。
例として、4回目で勝ったと仮定して下記に表にしてみました。
FXの場合は、負けたときに次の取引(ナンピン)で賭ける額を増やしていくことで、一度勝ったときに前回までの損失も取り戻した上で利益も出ると取引戦略となります。
以上の「ナンピン」と「マーチンゲール」の2つの原理を組み合わせた取引方法が、ナンピンマーチンです!
EAにおけるナンピンマーチンの基本的な考え方
EAのナンピンマーチンは上記画像の様に、一定方向にマイナスが膨らんだ時に取引額を増やしながら追加の注文を出していくスタイルになります。
相場は大局では上を向いていようが下を向いていようが、分単位で見ると必ず小刻みに上下をしています。
FX自動売買では、この小刻みに発生する相場の波を捉えて利益を狙っていくのですが、その取引方法としてナンピンマーチンが非常に相性が良いんですね。
ナンピンマーチンは勝率がとても高く、また早く決着も着くので、早ければ2~3分程度で利益が発生します!
また日単位で考えても勝率が高いので、他の取引方法よりも明らかに利益は積み上がりやすいです。
そして、相場の波の発生状況によっては、1日の取引だけでも大きな利益が狙えるのも魅力ですね。
FXの取引手法としてこれらのメリットが非常に高いことから、FX自動売買ではメジャーな取引方法となっていますし、私も好んで使用しています。
とは言え、デメリットもあります!
証拠金の量や設定ロットにもよりますが、利確ポイントに到達せずに相場が一方方向に動き続けた場合は、いつかは負ける時がきます。
いわゆるロスカットですね。
途中で損切りなどの対応をせずにロスカットポイントに来てしまった場合は、証拠金のほとんど(あるいは全部)が溶けてしまいます。
なので、このロスカットを受けた場合の損失が、割と大きいのが1番のデメリットです。
EAに依存せず適切な運用管理をしましょう!
錬☆金太郎のEAは、それぞれに色々なロジックを研究して実装し、利益の追求と同時にリスク対策もしています。
どのEAも自信を持って提供をしています。
しかしEAは、あくまで「ロジックが対応出来る範囲で高いパフォーマンスをする」プログラムでしかありません。
その設定されている範囲を超える想定外には対処が出来ません。
またその想定外は、どんなにディフェンス力が高いEAでも、年間ベースでは必ず起こりえます。
なのでEAを使う際には、そのEAの長所と短所をしっかり把握した上で、完全放置はせずに適切な運用管理をして使って頂きたいと思います。
EAは、良いも悪いもただの道具です!
使い方次第で神にも悪魔にもなります。
絶対にEAの性能に過信せずに、ご自身にとって利益になる様に利用してください。
また、このブログやYouTubeなど、私のコンテンツをぜひEA運用の参考にしてください。
そして、EAをご自身の手に馴染む道具にして頂きまして、ぜひ最大限の利益を狙ってもらえればと思います!
こちらをぜひご参考ください!
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