このページはEA「武蔵(ムサシ)」の設定マニュアルです!重要設定箇所と注意事項もありますので、必ず全て読んでください。
こちらはEAごとの違いを補完するマニュアルとなっています。
全EA共通の部分は「総合マニュアル」がありますのでそちらをご覧ください。
バランス型ゴールドEA・武蔵の詳細はこちらから
武蔵(ムサシ)の基本的な仕様
2024年9月6日アップデートで搭載をした「ナンピンマーチン用トレール機能」によって、従来型より利益UPと破綻確率大幅DOWNを実現しました!
また、運用時間設定が自由に出来るので、ご自身の考えで幅広い運用戦術が取れるのも大きな特徴です。
しかし、24時間完全放置運用をするタイプのEAではありません!
どちらかと言うと高耐久を利用して高収益を狙う爆益系ロジックになりますので、使用される際はそれも踏まえて運用計画をしっかり立てて頂く必要があります。
EA・武蔵(ムサシ)は、ローンチから既に1年以上経っていてフォワード検証データーも豊富です。
このブログやYouTubeで「武蔵の10時間・13時間運用」などの模範的な運用方法も公開していますので、最初は、それらを参考にして頂ければと思います。
以上を踏まえて、EA設定を解説してまいります。
武蔵(ムサシ)の仕様・基本ロジック
・両建てエントリー
・片側10ポジ目までは爆益系エントリーロジック
・片側11ポジ目からは高耐久エントリーロジック
・スプレット制限で高スプレットエントリーを回避
・曜日ごとの稼働時間をパラメーターで指定可能
・稼働時間外の早期決済モードを実装(2024年1月5日アップデート)
・スプレット制限機能を実装(2024年1月5日アップデート)
・任意の時間外ナンピン機能(2024年6月8日アップデート)
・ナンピンマーチン版トレール機能を決済ロジックとして実装(2024年9月6日アップデート)
・月末2日と月初の稼働停止(2024年9月6日アップデート)
・ゴトー日の稼働停止(2024年9月6日アップデート)
・buyまたはsellだけも決済も出来る全決済機能を実装(2024年12月13日アップデート)
・決済後待機(分)を実装(2024年12月13日アップデート)
最新アップデート情報・Ver3.04(2024年12月13日より配布開始)
詳細はこの後のパラメーター機能の解説をご覧ください!
・buyまたはsellだけも決済も出来る全決済機能を実装
・決済後待機(分)を実装
チャートと時間足の設定
武蔵(ムサシ)はゴールド用のEAですので通貨ペアはGOLDです!
通貨ペア:GOLD
■各ブローカーで選ぶべき「Gold」の表示(スタンダード口座)
・HFM ⇒ XAUUSD
・XM ⇒ Gold
・IronFX ⇒ XAUUSD
・IS6 ⇒ XAUUSD.std
※必ずこの表記と同じ取引ペアを選んでください
■マイクロ口座(HFMはCent口座)
・HFM ⇒ XAUUSDc
・XM ⇒ Goldmicro
・IS6 ⇒ XAUUSD.mcr
チャートは1分足を使いますので「M1」で表示設定してください。
チャート表示:M1
EA設定(全般)
チャート右上の「ニコちゃんマーク」をクリックしてEA設定を表示します。
「全般」タブを押して「全般」を表示して、以下の設定にしてください。
①「Long&Short」に設定
②「アラームを有効化」にチェック
③「自動売買を許可する」にチェック
④「DLLの使用を許可する」にチェック
⑤「外部エキスパートの使用を許可する」にチェック
以上を確認したら「OK」を押して設定を確定してください。
この設定がちゃんと出来ていないとEAが動きません。作動しないという問い合わせの中で、この設定ミスが1番多い箇所なので、しっかり見直しをしてください。
パラメーター表示の解説と設定について
下の画像が武蔵(Ver3.04)のパラメーター全体像になります。上から順番に設定を解説します!
①ロット数
デフォルトは「0.01」になっています。
この数値を変更すると取引ロットの最小値が変わります。
ロット数は最重要設定なので、この後「ロットと証拠金目安」の段で詳細をお伝えします。必ず確認の上、ご自身のリスク許容度に応じて設定してください。
②最大ポジション数(MAX20)
最大ポジション数を制限するパラメーター設定で、MAXが20となっています。
値の数値を変更することで設定が適用されます。
③【重要】トレール機能設定
※一般的なトレール機能の図解説(ナンピンマーチン版も考え方は同じ)
ロジックの根本となる決済設定です。多角的な検証から各ブローカーで最適なパフォーマンスになる設定をご案内しています。数値変更は可能ですが慎重にご判断ください。
■パラメーターのデフォルト表示
※XMとIronFXはデフォルト設定でOK
1.利確するPips(最大利確値)
2.トレーリングを開始するPips数(トリガー発動値)
3.トレーリングストップ注文Pips数(最低利確値)
HFMとIS6はトレーリングストップ値を下記に変更してください。またカスタムする場合はこれ以下にならない様にしてください。正常に作動しなくなります。
■トレーリングストップ注文Pips数3.1
理由:各ブローカーでトレール規定値が違うため調整が必要
パラメーターで表示されているのは基準となる1ポジ目の設定値となります。
2ポジ目以降は、保有ポジションの平均取得から、この基準設定値をベースにトリガーの位置を算出して設定します。
トレール機能搭載によって旧版より飛躍的に利益獲得率が上がった一方で、システム上の都合からスプレッドが通常よりも広がった時に、ごくまれですがマイナス決済が入る可能性があります。スプレッドは、特にMT4時間の0時~1時、つまり日本時間(夏時間)の6時~7時に広がりやすいので、この時間帯での決済はマイナス決済が入る可能性が増しますのでご注意ください。なお、この現象はブローカー側の問題なので、EAの機能では対処できません。あらかじめご了解ください。
HFMユーザー様は下記のページもご参考ください!
④【新機能】決済後待機(分)
武蔵は両建て即時エントリーをするEAですが、この「決済後待機(分)」を使えば、指定した時間は次のポジションを持たなくなります。
時間指定は1分単位で指定が出来ます。
デフォルト「0」分 ⇒ 両建て即時エントリー
時間指定「1」分の場合 ⇒ 決済した片側が1分間新規エントリー停止
即時エントリーは利益を積み上げるには非常に強力で有効なロジックなのですが、ポジションを多く持った時などは、決済後の即時エントリーで天井または底で扱い辛いポジションを持ってしまうこともあります。そこで、新たなエントリーをするまでに少し間隔を取ることで、この様な問題を回避する確率を上げることが出来ます。
レンジ相場の時はデフォルトにして使い、相場の波が高いと思った時は決済後待機時間を入れて使うなど、その時の相場状況に合わせて使用すると良いかと思います。
間隔を開けすぎると利益面に影響が出ますので、そこは注意をお願いします。
⑤Spreadの最大値
IS6はSpread(スプレッド)の最大値を「90」に変更してください
原則は設定を変えないで使用してください!
この表示はスプレッド許容値を示しています。時間帯によっては高スプレッドになるためそこでエントリーしないように制限をする機能となります。なので原則は設定を変えないでください。エントリーロジックが想定通りに作動しなくなります。
ではなぜ表示しているかといいますと、今後相場環境や利用ブローカーによって数字を変更した方が良い場合が発生するかもしれないからです。その場合には新たな設定値をお伝え致します。
⑥【アップデート】全ポジション強制決済機能
アップデート版は全決済だけでなく「sell」あるいは「buy」の片側のみの決済も可能になりました!
個別ではなく一括でポジションを強制決済する機能です。
■パラメーター操作
デフォルトは「OFF」表示です。
「強制決済ON(選択後クリックで実行)」を選択して「OK」をクリックすると、チャート画面に下記のボタンが表示されます。
このボタンで、保有ポジションの一括決済が可能です。
決済後は下記の秒数でエントリーが止まります。
全決済ボタン:600秒停止
buyまたはsellボタン:120秒停止
決済後ボタン使用後は強制的に新規エントリーが出来なくなりますので、すぐに取引を再開されたい場合は、一旦MT4を右上の「×」で消して、再起動をかけて対応をしてください。
緊急用として実装していますが、多用すると損失が大きくなる恐れもあります。よく考えて使う様にしてください。また自動売買がOFFになっていると機能しませんので、そこも注意してください。
ブローカーによっては、チャート表に標準で「ワンクリックトレード」ボタンが表示されてしまい、強制決済ボタンが隠れてしまうことがありますが、こちらは下記操作で消すことが出来ます。
①「ワンクリックトレード」ボタン上で右クリックをして表示を出す。
②表示の「ワンクリックトレード」をクリックする
③消えていることを確認
⑦エントリー許可
こちらは「MT4の自動売買をON」にしたままこの「OFF」に設定すると、稼働時間内でも新規エントリーが止まる機能です。持っているポジションが決済ポイントに達すると決済のみします。
ON = 通常通りトレード
OFF = エントリーしなくなるが決済はする
⑧buy(買い)許可・sell(売り)許可
買い・売りを個別で停止できる機能です。全般設定の「LongOnly・ShortOnly」とほぼ同じ機能ですが、こちらでも操作できます。停止をかけるとエントリーはしなくなりますが決済は入ります。
ON = 通常通りトレード
OFF = エントリーしなくなるが決済はする
⑨【変更不可】スリッページ
スリッページは変更不可です!
スリッページとは注文レートと実際の約定レートに生まれる差のことです。
具体的には、注文したときに画面に表示されている価格(注文レート)と、実際に注文が確定する価格(約定レート)が異なる状況を指します。
そこで、この機能で不利な注文が約定されることを出来るだけ防ぐ様にしています。
このEAの最適値を入れていますので、記入されている設定を変えないでください。
⑩月末2日と月初の稼働停止
FX自動売買で要注意日の「月末2日と月初」を強制的に稼働停止する機能です。
任意でON/OFFが出来ます。
ON = 月末2日と月初の稼働停止
OFF = 通常通り稼働
⑪ゴトー日の稼働停止
FX自動売買で要注意日の「ゴトー日」を強制的に稼働停止する機能です。
任意でON/OFFが出来ます。
ON = ゴトー日に該当する日を稼働停止
OFF = 通常通り稼働
⑫曜日ごとの稼働時間指定について
バランス型ゴールドEA「武蔵(ムサシ)」は、パラメーターで稼働時間を自由に指定できることで、運用戦略の幅を広げています。ですので非常に重要な設定となります。
この時間設定ですが、日本時間では設定出来ません。MT4に表示されている時間が基準になります。なので時差が発生しますので、必ずMT4の表示時間から日本時間との時差を計算して指定してください。MT4はグリニッジ標準時+2時間(GMT+2)を採用しており、表示される時間は夏時間(3月~11月)は日本時間より6時間遅れ、冬時間(11月~3月)では日本時間より7時間遅れています。なぜMT4時間がこのようにずれているのかというと、NY市場がクローズするMT4時間の0時(夏時間の場合日本時間午前6時)にチャート上で日足を確定させるためにこの時間設定を採用しています。
■MT4の時差
サータイム(3月~11月)の時差:6時間
ウインタータイム(11月~3月)の時差:7時間
具体的な転換日時は、利用されているブローカーからの案内をご確認ください!HP掲載と、メールでも連絡が来ます。
参考例:日本時間9時から18時(17時59分までのエントリー)の場合
注意事項として、終了時刻は設定時間の59分までエントリーをします!なので、上記例の様に18時ピッタリに止めたい場合は、その前の17時で設定をします。
以下、時間設定の早見表
■○曜日のトレンド(ON/OFF)
このパラメーターは指定曜日の稼働/非稼働を指定できます。「ON」で稼働し、「OFF」で1日停止します。
■○曜日のエントリー開始時間
このパラメーターに指定時間を入れると、その時間から取引を開始します。
■○曜日のエントリー終了時間
このパラメーターに指定時間を入れると、その時間に取引を終了します。
⑬【使用注意】時間外ナンピン機能
2024年の非常にアクティブなゴールド相場の状況を受けまして、運用戦術の幅を広げる為に「時間外ナンピン機能」を実装しました。
状況に合わせて使い分けが出来る様に、手動で「ON/OFF」が出来る様になっています。
※デフォルトはOFFになっています
この機能をONにすると、時間指定で稼働時間外になった時に未決済ポジションを持っている方向にのみナンピンをします。
利点は早期決済の可能性を高めることですが、相場のトレンドが強い場合はリスクも伴います。
ですので、値動きが穏やかな時に戦術的にナンピンさせるなどの使い方をしてください。
時間外ナンピンは上級者向けの機能となりますので、使いどころがわからない方は「OFF」のままでも問題ありません。
理由は下記ブログ記事をお読みください。
必ずこちらのブログ記事をお読みください!
「時間外ナンピン」は、これまでも非常にご要望が多かった機能となりますが、実は理由があって実装していませんでした。その理由とは、2023年にフォワードで「ナンピン有り」と「ナンピン無し」で比較検証したところ、圧倒的に「ナンピン無し」の方が破綻リスクが少なかったからです。
しかし2024年のゴールド相場は、ここ数年の値動きと変わって全体的にアクティブになったことから、時間外ナンピンによる難局打開場面が多くなりました。また証拠金とロットを調整しながら運用する「マイクロ口座活用法」と実に相性も良いため機能追加をすることにしました。マイクロ口座活用法については下記の動画をご覧ください。
ロットと証拠金設定目安①:推奨・マイクロ口座活用法
マイクロ口座活用法は、運用リスクを低くして取引しやすい環境を作ることを目的とした錬☆金太郎推奨の運用方法です!
具体的な設定と提唱理由は、ぜひ下記の動画でご確認ください
2024年のゴールド相場は良い意味でも悪い意味でもアクティブなので、錬☆金太郎は、EAだけでなく運用そのものにも工夫をするべきだと考えます!
そこで錬☆金太郎は、今の超アクティブなゴールド相場を戦い抜く為に考えた運用術「マイクロ口座活用法」を提唱しています。
こちらは通常のマイクロ口座運用とは少し考え方が違います。
具体的には、現在のアクティブなゴールド相場の状況から好材料と懸念材料を分析して、リスクと利益のバランスを考えた上で、マイクロ口座を使って運用リスクを低くして取引しやすい環境を作ることを目的とした運用術となります。
・目安証拠金 30万円 マイクロロット0.5
マイクロ口座活用法は証拠金を「6万円・マイクロロット0.1」単位で考えます。
■マイクロ口座活用法の証拠金とロットの目安
証拠金3万円 ロット0.05
証拠金6万円 ロット0.1
証拠金12万円 ロット0.2
証拠金18万円 ロット0.3
証拠金24万円 ロット0.4
緊急:HFMのセント(マイクロ)口座のレバレッジ規制について
参考運用事例:武蔵13時間運用
こちらの設定は毎週ブログで実績報告をしていますので、ぜひご確認ください!
目安証拠金 30万円 マイクロロット0.5
●運用設定
・運用時設定
月:9時から21時(20時59分までのエントリー)
火:8時から21時(20時59分までのエントリー)
水:8時から21時(20時59分までのエントリー)
木:8時から21時(20時59分までのエントリー)
金:8時から16時(15時59分までのエントリー)
※パラメーター設定:時間外ナンピンOFF
バランス型ゴールドEA「武蔵(ムサシ)」は、考え方によって様々な運用戦略が取れる柔軟性が高いEAです。証拠金とロット設定も上記の目安を参考に、ご自身のリスク許容度と運用戦略を加味して設定して頂ければと思います。
ロットと証拠金設定目安②:スタンダード口座
下記の目安はあくまで参考値です。ロット設定は、ご自身のリスク許容度に応じて自己責任において設定して頂きます様お願い致します。
・目安証拠金 30万円~50万円 ロット0.01
以下はあくまで参考例です。
証拠金60万円でロット0.02
証拠金90万円でロット0.03
ロットと証拠金設定③:マイクロ口座ブースト設定
下記の目安はあくまで参考値です。ロット設定は、ご自身のリスク許容度に応じて自己責任において設定して頂きます様お願い致します。
目安は証拠金3万円でロット0.1単位
以下はあくまで参考値です。
■マイクロ口座の証拠金とロットの目安
証拠金1万円 ロット0.03~0.04
証拠金3万円 ロット0.1
証拠金6万円 ロット0.2
証拠金9万円 ロット0.3
証拠金12万円 ロット0.4
証拠金15万円 ロット0.5
緊急:HFMのセント(マイクロ)口座のレバレッジ規制について
ご利用にあたってのお願いと注意事項
投資は自己責任です!もし損失が出たとしても当方では保証など一切の責任を負いません。あらかじめご理解・ご了承ください。
■当方は、あくまでシステムを提供する事業者であり「投資助言業」ではありません!
投資に関する一般的な話はできますが、具体的に「〇〇しましょう」といったことは投資助言に該当し、法律で厳しく規制されています。従ってコンプライアンス面から考慮しても、その様な投資助言に当る質問されてもお答えすることができません。サポートは、あくまでシステム面でのサポートとなりますことを予めご理解とご了承ください。
■提示している実績や目標設定をご確約するものではありません!
提示させて頂いているEAの実績や目標設定などは、これまでの検証結果や実成績を踏まえて、利用者様の判断材料の1つとなればと考えてお伝えさせて頂いておりますが、相場の未来は誰にも予測できるものではありませんので、今後も同様の成績を出すことをご確約することは出来ません。EAを使った自動売買は、そもそもFX取引になりますので資産を減らすリスクもあることを重々認識した上で、結果も全て自己責任となることをご理解の上、ご利用下さい。
■EAとミラートレードの使用について
EAとミラートレードは全て無料で提供しています。使用は自己責任においてしてもらうものですので、設定マニュアルを必ず読んでから使用をお願いします。また、EAの作動チェックには細心の注意を払ってやっておりますが、何らかの理由でバグが発生する可能性はゼロではありません。しかしその場合も無償提供物なので責任は負いかねます。あらかじめ了解の上でご利用ください。