このページでは、いくつかのEAに実装されてる「時間外ナンピン機能」について解説します。使い方がいまいちわからない方はぜひ参考にしてください!
時間外ナンピン機能は、ONにすると時間指定で稼働時間外になった時に、未決済ポジションを持っている方向にのみナンピンをしていきます。
利点は早期決済の可能性を高めることですが、相場のトレンドが強い場合はリスクも伴います。
また「使いどころがいまいちわからない」というご質問も複数頂いていますので、あわせてご説明させて頂きます。
使いどころがわからない方は「OFF」でOK
時間外ナンピン機能は、ご自分でチャート分析が出来る方向けの機能です!
なので、チャート分析がよくわからない方や不安な方は無理をして使う必要はありませんので、原則OFFにしておく方が良いでしょう。
使いどころがわからない方は「OFF」でOK
実装した経緯と理由
時間外ナンピン機能は、これまでもユーザー様からのご要望が非常に多かった機能となりますが、理由があって2024年の6月までEAには実装をしてきませんでした。
その理由とは、2023年にフォワードで「常時ナンピン有り」と「常時ナンピン無し」で比較検証したところ、圧倒的に「ナンピン無し」の方が破綻リスクが少なかったからです。
ではなぜ方針を転換して「時間外ナンピン機能」を実装したのかといいますと、2024年のゴールド相場は2023年相場と違ってとてもアクティブなので、レンジ相場であってもしっかり波が出ることから、時間外ナンピンをした方が早期決済をする確率が上がったと判断をしたからです。
また2024年の相場状況も踏まえて、改めて、長期で使用されていて「攻撃型ゴールドEA・刃(ヤイバ)」や「バランス型ゴールドEA・武蔵(ムサシ)」のことをよく理解されているユーザー様達から「有った方が良いのでは?」と、ご希望やご提案を、本当に多く頂いたことも理由です。
これまで私は、特に新規ユーザーのリスク回避度を優先することをEAの設計コンセプトの重点に置いてきたのですが、今や刃や武蔵は配布開始から相当な時間が経つロングランEAとなっていますので、長期で利用されているベテランユーザー様達のご要望にもお応えをすべきとも思った次第です。
そこで、選択式の機能として「時間外ナンピン機能」を実装しました。
「常時ナンピン無し」運用の方が破綻リスクが少ないのは今も同じです。ですので、使えなければ不利な訳ではありませんので、そこはご安心ください。
あくまでユーザーの戦術幅を広げる為の機能
パラメーターの選択式にしたのにも理由もあります。
時間外ナンピンは世に出回る多くのEAに実装されていますが、そのほとんどがデフォルトの固定機能で、常に強制的に発動てしまうものばかりです。
その為、ナンピンしたくない相場状況でも強制的に発動してしまって破綻に至るケースが本当に多いんですね。
なので、その様な事にならないようにケースバイケースで選択できる任意機能としました。
チャート分析が出来る方には有用な選択肢
利用タイミングは相場分析で値動きが落ち着いていると判断出来る時
チャート分析が出来る方は、相場状況を確認の上で値動きが落ち着いている時に利用頂ければ早期決済の可能性が増えますので有効手段になると思います。
時間外ナンピン機能の応用方法
時間外ナンピン機能は応用として、トレンド相場に巻き込まれた時の脱出方法としても使えます。
上記の参考事例画像の様に、チャート分析からサポートライン(暴騰相場ならレジスタンスライン)で止まって相場反転の可能性が高い時に、この機能を使うと効果的です。
①トレンド確認で「新規エントリー許可」をOFFにする
②チャート分析でサポートラインを確認
③想定通りサポートラインで止まり反転が確認できたら下記の様に操作
1.稼働時間を時間外に設定
2.新規エントリー許可をON
3.時間外ナンピン機能をON
上記操作で、より有利な位置に追加ポジションを入れることが可能です。
追加ポジションが入りますので当然リスクは上がりますが、想定通り反転をすると、ただ耐えているよりは確実に脱出スピードが上がります。
トレンド相場脱出の1つの手段としてご検討ください。
マイクロ口座活用法と相性が良い機能
時間外ナンピン機能は、下記YouTube動画で紹介をしているマイクロ口座活用法とも非常に相性が良いです。
詳細は動画でご確認頂ければと思いますが、ロット調整で証拠金維持率的に底を深くして運用をすれば、多めにナンピンをしても余裕が持てると思いますし、時間外ナンピンをしっかり取ることで利益率を伸ばすことも可能かと思います。
EA運用で意識して欲しいこと
いつも言っていますが「EAは良いも悪いも、ただの道具」です!
使い方次第で神にも悪魔にもなりますから、新たに実装された機能がご自身の運用に向いているかどうかもしっかり確かめてください。
そして、増えた選択肢からご自身に合った使い方を見出して頂ければと思います。
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