このページは「武蔵(ムサシ)」の設定マニュアルです!重要設定箇所と注意事項もありますので、必ず全て読んでください。
こちらはEAごとの違いを補完するマニュアルとなっています。
全EA共通の部分は「総合マニュアル」がありますのでそちらをご覧ください。
【1】武蔵(ムサシ)の基本的な仕様
武蔵(ムサシ)はゴールド(Gold)用のナンピンマーチンEAです。
最大の特徴は、
です。
具体的には、片側1ポジ目から10ポジ目までは爆益系のエントリーロジックを採用し、11ポジ目からはエントリーをゆるやかに入れていくロジックにすることで、収益性と高耐久の両立を実現しました!
実際のフォワード実例を見せますと、2023年7月27日に発生した約400pipsの大暴落にも耐えきり、反転利確して爆益を出しました。
■証拠金50万円・ロット0.01のフォワード検証にて(2023年7月27日)
この様に、かなり大きなトレンド相場に巻き込まれても耐えきれるだけの防御力を保有し、なおかつ切り返す刀の様に反転利確がし易いエントリーロジックとなっています。
しかし、この防御力に奢って完全放置運用をするのは大変危険です!
EA運用の基本は適切な指標管理だと私は考えます。
また指標管理があってこそ、防御ロジックが最大限に生きるとも考えています。
ですので、このEA・武蔵(ムサシ)にもパラメーターに稼働時間設定を実装しています。
この設定を適切に使って頂きまして、目先の利益に捕らわれることなく、長期でしっかり稼いで頂ければと思います。
以上を踏まえて、EA設定を解説してまいります。
武蔵(ムサシ)の仕様・基本ロジック
・両建てエントリー
・片側10ポジ目までは爆益系エントリーロジック
・片側11ポジ目からは高耐久エントリーロジック
・スプレット制限で高スプレットエントリーを回避
・曜日ごとの稼働時間をパラメーターで指定可能
・稼働停止時間の早期決済モードを実装(2023年12月3日アップデート)
最新アップデート情報・Ver2.02(2024年6月8日より配布開始)
2024年の非常にアクティブなゴールド相場の状況を受けまして、運用戦術の幅を広げる為に下記の機能を追加しました。
・時間外ナンピン機能(ON/OFFが可能)
具体的な使い方などをまとめたブログ記事です!
【2】チャートと時間足の設定
武蔵(ムサシ)はゴールド用のEAですので通貨ペアはGOLDです。
■各ブローカーで選ぶべき「Gold」の表示(スタンダード口座)
・HFM ⇒ XAUUSD
・XM ⇒ Gold
・IronFX ⇒ XAUUSD
・IS6 ⇒ XAUUSD.std
※必ずこの表記と同じ取引ペアを選んでください
■マイクロ口座(HFMはCent口座)
・HFM ⇒ XAUUSDc
・XM ⇒ Goldmicro
チャートは1分足を使いますので「M1」で表示設定してください。
チャート表示:M1
【3】EA設定(全般)
チャート右上の「ニコちゃんマーク」をクリックしてEA設定を表示します。
「全般」タブを押して「全般」を表示して、以下の設定にしてください。
①「Long&Short」に設定
②「アラームを有効化」にチェック
③「自動売買を許可する」にチェック
④「DLLの使用を許可する」にチェック
⑤「外部エキスパートの使用を許可する」にチェック
以上を確認したら「OK」を押して設定を確定してください。
【4】パラメーター表示の解説と設定について
下の画像が武蔵(ムサシ)のパラメーター全体像になります。上から順番に設定を解説します
①マイクロ口座/スタンダード口座 切り替え
武蔵(ムサシ)はパラメーターでスタンダード口座とマイクロ口座の切り替えが出来る仕様になっています。
運用される口座に合わせて、必ず設定する様にしてください。
②【超重要】ロット数
デフォルトは「0.01」になっています。
この数値を変更すると取引ロットの最小値が変わります。
ロット数は最重要設定なので、この後の段落【5】と【6】で目安をお伝えします。必ず確認の上、ご自身のリスク許容度に応じて設定してください。
③最大ポジション数(MAX20)
武蔵のポジション制限は「10」から有効
最大ポジション数を制限するパラメーター設定で、MAXが20となっています。
値の数値を変更することで設定が適用されます。
ただし、武蔵は2段階の変則ロジックの為、ポジション制限は高耐久ロジックが発動する「10」からとなります。
これはEAの指令プログラム上、どちらかしか指定が出来ないことが理由です。
④【重要】Spreadの最大値
設定変更される場合は現実的な数字を入れてください!
変更する場合の下限目安:30(上級者設定)
この表示はSpread(スプレッド)許容値を示しています。時間帯によっては高スプレッドになるためそこでエントリーしないように制限をする機能となります。変更は可能ですが、上記の下限目安以下に設定をするとエントリーロジックが想定通りに作動しなくなる可能性がありますので、適切な範囲で設定をお願いします。
⑤★使用注意★全ポジション強制決済機能
個別ではなく一括で全てのポジションを強制決済する機能です。
デフォルトは「OFF」表示です。
「強制決済ON(選択後クリックで実行)」を選択して「OK」をクリックすると、チャート画面に下記のボタンが表示されます。
このボタンを押すと、全ての保有ポジションが一括で全決済されます。
強制決済前に、事前にパラメーター「新規エントリー許可」をOFFにしておかないと、すぐ新規エントリーが入ってしまします。決済後のエントリーを止めたい場合は、決済前に「新規エントリー許可」をOFFにしてから決済をする様にしてください。
緊急用として実装していますが、多用すると損失が大きくなる恐れもあります。よく考えて使う様にしてください。また自動売買がOFFになっていると機能しませんので、そこも注意してください。
ブローカーによっては、チャート表に標準で「ワンクリックトレード」ボタンが表示されてしまい、強制決済ボタンが隠れてしまうことがありますが、こちらは下記操作で消すことが出来ます。
①「ワンクリックトレード」ボタン上で右クリックをして表示を出す。
②表示の「ワンクリックトレード」をクリックする
③消えていることを確認
⑥新規エントリー許可
こちらは「MT4の自動売買をON」にしたままこの「OFF」に設定すると、稼働時間内でも新規エントリーが止まる機能です。持っているポジションが決済ポイントに達すると決済のみします。
ON = 通常通りトレード
OFF = エントリーしなくなるが決済はする
⑦buy(買い)許可・sell(売り)許可
買い・売りを個別で停止できる機能です。全般設定の「LongOnly・ShortOnly」とほぼ同じ機能ですが、こちらでも操作できます。停止をかけるとエントリーはしなくなりますが決済は入ります。
ON = 通常通りトレード
OFF = エントリーしなくなるが決済はする
⑧【2023年12月3日追加】稼働停止時間中の早期決済モード
※モードを「ON」にすると左上に表示が出ます
このモードを発動すると、パラメータ―で設定した稼働時間外で保有している未決済ポジションの決済が、損益分岐点(ほぼプラスマイナスゼロの位置)で早期決済をする様になります。
■パラメーター表示
この「稼働停止時間中の早期決済モード」は、パラメーターからON・OFFが可能です。つまり、任意で選べます。 モードを発動したい場合は「ON」にすれば、パラメーターで指定した稼働時間外で発動します。
⑨【重要】曜日ごとの稼働指定について
バランス型ゴールドEA「武蔵(ムサシ)」は、パラメーターで稼働時間を自由に指定できることで、運用戦略の幅を広げています。ですので、このパラメータ設定は特に重要な設定となります。
この時間設定ですが、日本時間では設定出来ません。MT4に表示されている時間が基準になります。なので時差が発生しますので、必ずMT4の表示時間から日本時間との時差を計算して指定してください。MT4はグリニッジ標準時+2時間(GMT+2)を採用しており、表示される時間は夏時間(3月~11月)は日本時間より6時間遅れ、冬時間(11月~3月)では日本時間より7時間遅れています。なぜMT4時間がこのようにずれているのかというと、NY市場がクローズするMT4時間の0時(夏時間の場合日本時間午前6時)にチャート上で日足を確定させるためにこの時間設定を採用しています。
■MT4の時間の調べ方
MT4の「気配値表示」を表示して時間を確認します。
MT4時間を確認したら、日本時間の現時刻を見て時差を調べてください。
例えば、この時は日本時間だと昼の12時42分でしたので、
12ー5= 7
つまり、MT4時間は日本時間より7時間遅れていることがわかりました。
これはサマータイム・ウインタータイムで変わりますので毎回確認してください!切り替えのタイミングは時期になると証券会社からメールで通知が来ますので、それを確認してください。
サータイム(3月~11月)の時差:6時間
ウインタータイム(11月~3月)の時差:7時間
※転換日時はご利用中の証券会社の案内をご確認ください。
以上を踏まえて、曜日・時間指定のパラメーター設定を行います。
■○曜日のトレンド(ON/OFF)
このパラメーターは指定曜日の稼働/非稼働を指定できます。ONで稼働し、OFFで1日停止します。
■○曜日のエントリー開始時間
このパラメーターに指定時間を入れると、その時間から取引を開始します。
■○曜日のエントリー終了時間
このパラメーターに指定時間を入れると、その時間に取引を終了します。
例:時差7時間の場合
「2~8」で設定すると日本時間の「9:00~15:59」で取引
⑩時間外ナンピン機能(2024年6月8日アップデート)
2024年の非常にアクティブなゴールド相場の状況を受けまして、運用戦術の幅を広げる為に「時間外ナンピン機能」を追加しました。
状況に合わせて使い分けが出来る様に、手動で「ON/OFF」が出来る様になっています。
※デフォルトはONになっています
この機能をONにすると、時間指定で稼働時間外になった時に未決済ポジションを持っている方向にのみナンピンをします。
利点は早期決済の可能性を高めることですが、相場のトレンドが強い場合はリスクも伴います。
ですので、値動きが穏やかな時に戦術的にナンピンさせるなどの使い方をすると良いと思います。
具体的な使い方はこちらを参照
「時間外ナンピン」は、これまでも非常にご要望が多かった機能となりますが、実は理由があって実装していませんでした。その理由とは、2023年にフォワードで「ナンピン有り」と「ナンピン無し」で比較検証したところ、圧倒的に「ナンピン無し」の方が破綻リスクが少なかったからです。
しかし2024年のゴールド相場は、ここ数年の値動きと変わって全体的にアクティブになったことから、時間外ナンピンによる難局打開場面が多くなりました。また証拠金とロットを調整しながら運用する「マイクロ口座活用法」と実に相性も良いため機能追加をすることにしました。マイクロ口座活用法については下記の動画をご覧ください。
【5】ロットと証拠金設定目安:スタンダード口座
下記の目安はあくまで参考値です。証拠金に対するロット設定は、ご自身のリスク許容度に応じて自己責任において設定して頂きます様お願い致します。
・目安証拠金 30万~50万円 ロット0.01
以下はあくまで参考値です。
証拠金100万円でロット0.02
証拠金150万円でロット0.03
下記の2つの運用設定事例が、長期に渡って良い実績を出し続けています!毎週このブログ内で実績報告していますので、そちらをぜひご覧ください。
①目安証拠金30万円・ロット0.01の運用設定事例
■フォワード検証を下記の稼働時間で実施中
月:9時から18時(17時59分までのエントリー)
火:8時から18時(17時59分までのエントリー)
水:8時から18時(17時59分までのエントリー)
木:8時から18時(17時59分までのエントリー)
金:8時から18時(17時59分までのエントリー)
②目安証拠金50万円・ロット0.01の運用設定事例
■フォワード検証を下記の稼働時間で実施中
月:9時から21時(20時59分までのエントリー)
火:8時から21時(20時59分までのエントリー)
水:8時から21時(20時59分までのエントリー)
木:8時から21時(20時59分までのエントリー)
金:8時から21時(20時59分までのエントリー)
詳細はこちらのYouTube動画をご覧ください
【6】ロットと証拠金設定:マイクロ口座
下記の目安はあくまで参考値です。ロット設定は、ご自身のリスク許容度に応じて自己責任において設定して頂きます様お願い致します。
目安は証拠金3万円でロット0.1単位
以下はあくまで参考値です。
■マイクロ口座の証拠金とロットの目安
証拠金1万円 ロット0.03~0.04
証拠金3万円 ロット0.1
証拠金6万円 ロット0.2
証拠金9万円 ロット0.3
証拠金12万円 ロット0.4
証拠金15万円 ロット0.5
ご利用にあたってのお願いと注意事項
投資は自己責任です!もし損失が出たとしても当方では保証など一切の責任を負いません。あらかじめご理解・ご了承ください。
■当方は、あくまでシステムを提供する事業者であり「投資助言業」ではありません!
投資に関する一般的な話はできますが、具体的に「〇〇しましょう」といったことは投資助言に該当し、法律で厳しく規制されています。従ってコンプライアンス面から考慮しても、その様な投資助言に当る質問されてもお答えすることができません。サポートは、あくまでシステム面でのサポートとなりますことを予めご理解とご了承ください。
■提示している実績や目標設定をご確約するものではありません!
提示させて頂いているEAの実績や目標設定などは、これまでの検証結果や実成績を踏まえて、利用者様の判断材料の1つとなればと考えてお伝えさせて頂いておりますが、相場の未来は誰にも予測できるものではありませんので、今後も同様の成績を出すことをご確約することは出来ません。EAを使った自動売買は、そもそもFX取引になりますので資産を減らすリスクもあることを重々認識した上で、結果も全て自己責任となることをご理解の上、ご利用下さい。